鹿児島県で産業廃棄物収集運搬業許可を取得する費用は?申請手数料・行政書士報酬・講習会費を解説

「産業廃棄物収集運搬業の許可を取りたいけれど、全部でいくらかかるの?」

「行政書士に依頼すると、どのくらい費用がかかるの?」

「県に支払う手数料と行政書士の報酬は別なの?」

このように、産業廃棄物収集運搬業許可を取得するときに、費用が分からず不安に感じている事業者の方も多いのではないでしょうか。

産業廃棄物収集運搬業許可にかかる費用は、大きく分けると次のとおりです。

  • 行政庁への申請手数料
  • 行政書士報酬
  • 講習会の受講料
  • 住民票・登記事項証明書などの取得費用
  • 郵送費などの実費

特に行政書士に依頼する場合は、行政庁に支払う費用と行政書士に支払う費用は別なので注意が必要です。

この記事では、鹿児島県で産業廃棄物収集運搬業許可を取得する場合を中心に、必要な費用の内訳、行政書士に依頼した場合の費用の考え方、注意点などを分かりやすく解説します。

※本記事は鹿児島県知事の産業廃棄物収集運搬業許可を前提にしています。申請前には必ず最新の鹿児島県の手引き・手数料をご確認ください。


1.産業廃棄物収集運搬業許可の費用はいくら?

まず、結論から確認しましょう。

鹿児島県で産業廃棄物収集運搬業の新規許可を取得する場合、行政庁へ支払う申請手数料は81,000円です。

ただし、81,000円だけで許可を取得できるわけではありません。

これに加えて、

  • 講習会受講料
  • 公的証明書の取得費用
  • 郵送費などの実費
  • 行政書士に依頼する場合の行政書士報酬

などが必要になります。

つまり、行政書士に依頼して許可を取得する場合は、

申請手数料+行政書士報酬+講習会費用+実費

という形で総額を考えると分かりやすいでしょう。


2.鹿児島県の申請手数料はいくら?

産業廃棄物収集運搬業許可の申請手数料は、手続きの種類によって異なります。

申請の種類申請手数料
新規許可申請81,000円
更新許可申請73,000円
変更許可申請71,000円

これから初めて許可を取得する場合は、81,000円が必要です。

ここで重要なのは、この81,000円はあくまで鹿児島県に支払う申請手数料であり、行政書士の報酬ではないという点です。

行政書士に申請を依頼する場合は、81,000円とは別に行政書士報酬が必要になります。


3.行政書士に依頼するといくらかかる?

行政書士の報酬額は全国一律で決められているわけではなく、事務所ごとに料金設定が異なります。

また、同じ産業廃棄物収集運搬業許可でも、次のような条件によって費用が変わることがあります。

  • 新規申請か更新申請か
  • 積替え・保管の有無
  • 個人事業主か法人か
  • 申請先が何か所あるか
  • 登録する車両の台数
  • 証明書の取得を依頼するか
  • 行政庁への提出まで依頼するか
  • 申請後の補正対応が含まれるか

そのため、

「産廃収集運搬業許可の行政書士報酬は○万円」

と一律に考えることはできません。

料金を比較するときは、金額だけでなく、

「その料金にどこまでの業務が含まれているのか」

を確認することが大切です。


4.鹿児島県で新規許可を取得する場合の費用例

例えば、

法人が鹿児島県で、積替え・保管なしの新規許可を取得するケース

を考えてみましょう。

仮に行政書士報酬を110,000円とすると、次のようになります。

  • 鹿児島県への申請手数料:81,000円
  • 行政書士報酬:110,000円
  • 講習会受講料:別途
  • 公的証明書取得費・郵送費等:別途実費

この場合、申請手数料と行政書士報酬だけで、

191,000円

となります。

さらに講習会費用や証明書の発行手数料などが加わります。

なお、2026年度の日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)の新規講習会「産業廃棄物の収集・運搬課程」は、**オンライン27,500円、対面33,000円(税込)**です。

したがって、例えば対面講習を受講し、行政書士報酬を110,000円とした場合、

81,000円+110,000円+33,000円=224,000円

となり、これに証明書取得費用などの実費が加わります。

※行政書士報酬はあくまで一例です。実際の金額は申請内容や事務所の料金設定によって異なります。


5.注意!「行政書士報酬」と「申請手数料」は別です

初めて申請する方が特に注意したいのが、この点です。

例えば、ホームページに、

「行政書士報酬110,000円」

と表示されていたとしても、

「11万円ですべての費用が終わる」

とは限りません。

行政書士に支払う報酬とは別に、鹿児島県へ支払う申請手数料が必要です。

さらに、

  • 講習会受講料
  • 証明書取得費用
  • 郵送費
  • その他の実費

などが必要になる場合があります。

そのため、行政書士に見積もりを依頼するときは、

「行政書士報酬以外に、全部でいくら必要ですか?」

と確認しておくと安心です。


6.講習会の受講費用も必要

産業廃棄物収集運搬業許可を申請する場合、講習会の修了証が申請に必要となります。

鹿児島県の案内でも、産業廃棄物処理業の許可申請に関する講習会について、必要な講習課程が案内されています。

2026年度のJWセンターの新規講習会「産業廃棄物の収集・運搬課程」は、

  • オンライン:27,500円
  • 対面:33,000円

となっています。

行政書士に申請手続きを依頼した場合でも、講習会の受講料が行政書士報酬に含まれるとは限りません。

そのため、

申請手数料・行政書士報酬とは別に講習会費用が必要になる

と考えておきましょう。


7.公的証明書の発行費用・実費

許可申請では、さまざまな公的証明書を準備する必要があります。

例えば、

  • 住民票の写し
  • 登記事項証明書
  • 納税関係の証明書
  • その他の必要書類

などです。

法人の場合は、役員関係の書類なども必要になるため、申請者によって取得する書類の数が変わることがあります。

行政書士に依頼する場合でも、

「公的証明書の取得費用は報酬に含まれていますか?」

と確認しておきましょう。

事務所によって、

  • 証明書取得費用を別途請求する
  • 取得代行まで報酬に含める
  • 取得代行そのものを別料金とする

など、対応が異なる場合があります。


8.「積替え・保管あり」の場合は費用が大きく変わる

産業廃棄物収集運搬業では、積替え・保管を行わない場合と、積替え・保管を行う場合で、必要となる手続きや確認事項が大きく異なります。

積替え・保管を行う場合には、施設について、

  • 位置図
  • 平面図
  • 構造関係の図面
  • 現地写真
  • 土地・建物関係の書類
  • 使用権原を確認する書類

など、施設に関する資料が必要になる場合があります。

そのため、行政書士報酬についても、積替え・保管なしの場合とは別の料金設定となることがあります。

積替え・保管を予定している場合は、最初の相談時に必ず行政書士へ伝えましょう。


9.複数の都道府県にまたがって運搬する場合

産業廃棄物収集運搬業許可では、

「どこから、どこへ運ぶのか」

が重要です。

鹿児島県の案内では、収集運搬業について「業を行う区域」は、廃棄物を積む場所及び下ろす場所とされています。

例えば、

鹿児島県内で産業廃棄物を積み込み、宮崎県内の処分場で下ろす

という事業を行う場合は、積込み場所と荷下ろし場所を踏まえて、必要な許可を確認する必要があります。

一方、単に他県を通過するだけであれば、その通過する自治体について同じように許可が必要になるとは限りません。

そのため、

「鹿児島県から宮崎県へ運ぶから2県分必要」

と単純に判断するのではなく、

「どこで積み、どこで下ろすのか」

を整理したうえで確認することが大切です。

申請先が複数になる場合は、それぞれの申請手数料や行政書士報酬、必要書類などが発生する可能性があります。


10.許可取得後にも費用がかかることがある

産業廃棄物収集運搬業許可は、一度取得すれば永久に有効というわけではありません。

許可には有効期間があり、継続して事業を行う場合には更新申請が必要です。

また、事業を行っている途中で、

  • 役員が変更になった
  • 本店所在地が変更になった
  • 車両を変更した
  • 取り扱う産業廃棄物の種類を変更した
  • その他の許可内容に変更が生じた

などの場合には、変更届や変更許可申請などが必要になることがあります。

そのため、

「新規許可を取得する費用」だけでなく、「許可取得後に必要となる手続きの費用」も考えておく

ことが大切です。


11.行政書士を選ぶときは「金額の安さ」だけで決めない

行政書士に依頼するとき、

「一番安い事務所を選びたい」

と考える方もいるでしょう。

もちろん費用は重要ですが、料金だけで比較すると、あとから追加費用が発生することがあります。

例えば、同じ110,000円の報酬でも、

A事務所

申請書作成のみ

B事務所

必要書類の確認・証明書取得・申請書作成・行政庁への提出・補正対応まで含む

というように、対応範囲が異なる場合があります。

そのため、

「いくらなのか」だけではなく、「何をしてもらえるのか」

を確認することが重要です。


12.行政書士へ依頼する際に確認したい7つのポイント

見積もりを取る際は、次の項目を確認しておくと安心です。

  1. 行政書士報酬はいくらか
  2. 鹿児島県への申請手数料は別途か
  3. 講習会費用は含まれているか
  4. 住民票・登記事項証明書などの取得費用は含まれているか
  5. 行政庁への申請書提出まで含まれているか
  6. 申請後の補正対応は含まれているか
  7. 追加料金が発生する条件は何か

特に、

「最初に提示された金額以外に、どのような費用が発生する可能性がありますか?」

と確認しておくと、後から費用が増えることによるトラブルを防ぎやすくなります。


13.自分で申請する場合と行政書士に依頼する場合

自分で申請すれば行政書士報酬を抑えることができます。

一方で、申請書類の準備や行政庁とのやり取りには、時間と手間がかかります。

比較項目自分で申請行政書士に依頼
申請手数料必要必要
行政書士報酬不要必要
申請書作成自分で作成行政書士に依頼できる
必要書類の確認自分で確認依頼できる場合あり
証明書取得自分で取得依頼できる場合あり
行政庁への提出自分で対応依頼できる場合あり
補正対応自分で対応依頼できる場合あり
時間・手間大きい軽減できる

本業が忙しい事業者の方にとっては、行政書士に依頼することで申請にかかる時間や手間を減らせることがメリットになります。


14.許可費用をできるだけ抑える方法

少しでも費用を抑えたい場合は、次の方法があります。

方法1.自分で申請する

行政書士報酬を節約できます。

ただし、申請書類の作成、必要書類の収集、行政庁とのやり取りなどを自分で行う必要があります。

方法2.自分で取得できる証明書は自分で取得する

行政書士に証明書取得を依頼せず、自分で取得することで、代行費用を抑えられる場合があります。

ただし、行政書士事務所によって料金体系が異なるため、事前に確認しましょう。

方法3.複数の行政書士から見積もりを取る

複数の事務所から見積もりを取る場合は、単純に金額だけを比較するのではなく、

「どこまで対応してもらえるのか」

を比較しましょう。


15.相談前に整理しておきたい3つのこと

行政書士に相談・見積もりを依頼する前に、次の3点を整理しておくとスムーズです。

①何を運ぶのか

取り扱う産業廃棄物の種類を確認します。

例えば、

  • 廃プラスチック類
  • 木くず
  • 金属くず
  • がれき類
  • ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず

などです。

②どこからどこへ運ぶのか

産業廃棄物を積み込む場所と、荷下ろしする場所を整理します。

県外への運搬を予定している場合は、そのことも最初に伝えましょう。

③積替え・保管をするのか

運搬途中で積替えや保管を行うのかどうかを確認します。

積替え・保管の有無によって、必要となる手続きや確認事項が変わる場合があります。


まとめ|産廃収集運搬業許可は「総額」で考えましょう

鹿児島県で産業廃棄物収集運搬業の新規許可を取得する場合、行政庁へ支払う申請手数料は81,000円です。

ただし、実際に許可を取得するには、

  • 行政書士報酬
  • 講習会受講料
  • 証明書取得費用
  • 郵送費などの実費

なども必要になります。

そのため、許可取得にかかる費用は、

「申請手数料+行政書士報酬+講習会費用+実費」

という形で総額を考えることが大切です。

2026年度の新規講習会「産業廃棄物の収集・運搬課程」は、オンライン27,500円、対面33,000円となっています。

また、積替え・保管を行う場合や、積込み場所・荷下ろし場所が複数の自治体にまたがる場合などは、必要な手続きや費用が変わる可能性があります。

まずは、

「何を運ぶのか」

「どこからどこへ運ぶのか」

「積替え・保管をするのか」

を整理しておきましょう。

そのうえで、自社の事業内容に必要な許可や手続き、費用について行政書士に相談するとスムーズです。


鹿児島県で産業廃棄物収集運搬業許可をご検討の方へ

産業廃棄物収集運搬業許可は、申請手数料だけを見て判断するのではなく、講習会費用、証明書取得費用、行政書士報酬などを含めた総額で考えることが大切です。

特に初めて許可を取得する場合は、いきなり書類を集め始めるのではなく、

  • 何を運ぶのか
  • どこからどこへ運ぶのか
  • 積替え・保管を行うのか

を整理しておきましょう。

これらが分かれば、必要な手続きや費用についても確認しやすくなります。

鹿児島県で産業廃棄物収集運搬業許可をお考えの事業者様は、申請前に行政書士へご相談ください。

事業内容を確認したうえで、必要な手続きや費用についてご案内します。

「自分の場合、許可取得にいくらくらいかかるのか知りたい」

という段階でも、お気軽にご相談ください。

鹿児島県鹿児島市春山町の行政書士新川憲一事務所です。
「許可が必要なのか分からない」
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