飲食店営業許可の申請期間はどのくらい?申請から営業開始までの流れを解説【鹿児島市】
「飲食店営業許可の申請には、どのくらい時間がかかる?」
「開店日に間に合わせるには、いつから準備すればいい?」
「店舗の工事が終わってから申請すれば大丈夫?」
飲食店を開業する方にとって、営業許可の申請期間や営業開始までのスケジュールは気になるポイントです。
飲食店を営業するためには、食品衛生法に基づく営業許可を取得する必要があります。
鹿児島市では、営業許可の申請後に保健所による施設の現場検査が行われ、施設が基準に適合していることが確認されると営業許可が交付されます。
また、鹿児島市では、現場検査後、営業許可証の交付まで1~2週間ほどと案内されています。
ただし、営業開始までに必要なのは申請手続きだけではありません。
店舗の計画、保健所への事前相談、工事、必要書類の準備、営業許可申請、現場検査など、いくつもの段階があります。
そのため、開店直前になってから営業許可の準備を始めるのはおすすめできません。
この記事では、鹿児島市で飲食店を開業する方に向けて、飲食店営業許可の申請期間と、申請から営業開始までの流れをわかりやすく解説します。
1.飲食店営業許可の申請期間はどのくらい?
まず理解しておきたいのは、
「営業許可を申請してから許可証が交付されるまでの期間」と「開業準備全体にかかる期間」は別
ということです。
鹿児島市では、営業許可申請を行った後、保健所による現場検査が行われます。
そして、施設が基準に適合している場合、営業許可証が交付されます。
鹿児島市では、現場検査後、営業許可証の交付まで1~2週間ほどと案内されています。
したがって、
「営業許可を申請すれば、すぐに営業できる」
というわけではありません。
さらに、申請前には店舗の設備や図面の確認、保健所への事前相談なども必要になります。
そのため、営業開始日から逆算して、余裕を持って準備することが大切です。
2.飲食店営業許可の申請から営業開始までの流れ
鹿児島市で飲食店を開業する場合、基本的には次のような流れで準備します。
STEP1 店舗と営業内容を決める
まずは、飲食店を営業する店舗と、具体的な営業内容を決めます。
例えば、
- 店舗の所在地
- 店舗の広さ
- 店内のレイアウト
- 厨房の位置
- 調理設備
- 客席
- トイレ
- 手洗い設備
- 提供する料理
- テイクアウトやデリバリーの有無
などを検討します。
この段階で、飲食店営業許可の基準を満たせる店舗・設備になっているか確認することが重要です。
STEP2 工事着工前に保健所へ相談する
飲食店営業許可で特に重要なのが、工事を始める前の保健所への事前相談です。
鹿児島市では、営業施設の工事着工前に保健所へ相談するよう案内されています。
施設の図面などをもとに、設備や構造が営業許可の基準を満たしているか確認してもらいます。
これは非常に重要なポイントです。
例えば、
「厨房を完成させてから保健所に相談したところ、設備の位置を変更する必要があった」
ということになれば、追加工事や余計な費用が発生する可能性があります。
そのため、
「工事前に保健所へ相談する」
ことをおすすめします。
STEP3 店舗の工事・設備の準備をする
保健所への事前相談で確認した内容を踏まえて、店舗の工事や設備の準備を進めます。
特に、
- 厨房設備
- シンク
- 手洗い設備
- 冷蔵・冷凍設備
- 給排水設備
- トイレ
- 調理場の構造
- 客席と調理場の区画
などについて確認しておきましょう。
保健所への相談前に工事を進めないことが重要です。
STEP4 営業許可申請に必要な書類を準備する
店舗の準備と並行して、営業許可申請に必要な書類を準備します。
鹿児島市の飲食店営業許可申請では、営業許可申請書や施設の平面図などを準備します。
また、食品衛生責任者の設置も必要です。
法人の場合や、水道水以外の水を使用する場合などには、追加の書類が必要になることがあります。
営業内容や施設の状況によって必要なものが異なる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
STEP5 営業許可を申請する
必要な書類と設備の準備が整ったら、管轄の保健所へ営業許可を申請します。
鹿児島市の場合、鹿児島市保健所が窓口となります。
なお、鹿児島市では2025年10月から飲食店営業の申請手数料が改定され、現在の手数料は17,000円となっています。
※申請手数料などは今後変更される可能性があるため、申請時には最新の情報を確認しましょう。
STEP6 保健所による現場検査を受ける
営業許可申請後、保健所による施設の現場検査が行われます。
現場検査では、実際の店舗について、営業許可の基準を満たしているか確認されます。
例えば、
- 厨房設備
- 手洗い設備
- シンク
- 冷蔵設備
- トイレ
- 給排水設備
- 調理場の構造
- 客席と調理場の区画
などについて確認されます。
そのため、検査当日までに必要な設備を整えておく必要があります。
STEP7 営業許可証の交付
現場検査で施設が基準に適合していることが確認されると、営業許可証が交付されます。
鹿児島市では、現場検査後、営業許可証の交付まで1~2週間ほどとされています。
ここで注意したいのが、
現場検査が終わった日に、すぐ営業できるとは限らない
という点です。
営業開始日は、営業許可証の交付時期なども考慮して設定しましょう。
STEP8 営業開始
営業許可証が交付され、その他の開業準備が整えば、営業を開始できます。
開店前には、
- 食材の仕入れ
- メニューの準備
- 従業員の採用・教育
- 衛生管理体制の準備
- 厨房設備の確認
- 店内清掃
なども済ませておきましょう。
3.営業開始までの期間は「申請後」だけで考えない
飲食店営業許可について、
「申請してから何日で許可が取れるのか?」
という点だけを考えてしまう方がいます。
しかし、実際には申請前の準備が重要です。
例えば、
店舗決定
↓
保健所への事前相談
↓
店舗工事
↓
必要書類の準備
↓
営業許可申請
↓
現場検査
↓
営業許可証交付
↓
営業開始
という流れになります。
特に、店舗工事を始める前に保健所へ相談しておくことが重要です。
4.飲食店営業許可でよくある失敗・注意点
失敗① 工事を始めてから保健所に相談する
飲食店営業許可で特に避けたい失敗です。
厨房や手洗い設備などを完成させてから、
「この設備では基準を満たしていません」
となった場合、設備の変更や追加工事が必要になる可能性があります。
工事着工前に保健所へ相談しましょう。
失敗② オープン直前に営業許可を申請する
「10月1日に開店するから、9月下旬に申請すればいい」
と考えるのは危険です。
営業許可申請後には現場検査があり、鹿児島市では現場検査後、営業許可証の交付まで1~2週間ほどとされています。
開店日に間に合わない可能性もあるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
失敗③ 厨房設備を自己判断で決める
「飲食店だから、この設備を付けておけば大丈夫だろう」
と自己判断するのもおすすめできません。
営業内容や店舗の状況によって確認すべき事項が異なる場合があります。
設備を決める前に、保健所へ確認しておきましょう。
失敗④ 食品衛生責任者の準備を忘れる
飲食店営業では、食品衛生責任者の設置が必要です。
営業許可申請の準備と並行して、食品衛生責任者についても早めに確認しておきましょう。
失敗⑤ テイクアウトやデリバリーを後から追加する
「最初は店内飲食だけの予定だったけれど、開業後に弁当販売も始めたい」
というケースもあります。
営業内容によっては、別途確認が必要になる場合があります。
開業当初から、
- 店内飲食
- テイクアウト
- デリバリー
- 弁当販売
- 菓子販売
などを予定している場合は、最初の段階で保健所に相談しておくことをおすすめします。
5.飲食店営業許可の申請前チェックリスト
営業許可を申請する前に、次の項目を確認しておきましょう。
店舗・設備
□ 営業する店舗が決まっている
□ 店舗のレイアウトを決めている
□ 厨房の配置を決めている
□ 手洗い設備を確認している
□ シンクなどの設備を確認している
□ 冷蔵・冷凍設備を確認している
□ トイレを確認している
□ 客席と調理場の区画を確認している
保健所への相談
□ 工事着工前に保健所へ相談した
□ 施設基準について確認した
□ 厨房設備について確認した
□ 営業内容について相談した
□ 現場検査について確認した
必要書類
□ 営業許可申請書を準備した
□ 施設の平面図を準備した
□ 食品衛生責任者について確認した
□ 申請手数料を準備した
□ 法人の場合の必要書類を確認した
□ 水道水以外の水を使用する場合の必要書類を確認した
スケジュール
□ 店舗工事の完了予定日を確認した
□ 営業許可申請の時期を決めた
□ 現場検査の予定を確認した
□ 営業許可証の交付までの期間を考慮した
□ 営業開始日まで余裕を持たせている
6.飲食店営業許可は「開業日から逆算」することが大切
飲食店を開業するときは、店舗の契約や内装工事、厨房設備、食材の仕入れ、メニュー作成など、多くの準備が必要になります。
営業許可についても、
「工事が終わってから申請すればいい」
と考えるのではなく、開業準備の早い段階から計画しておくことが大切です。
特に重要なのが、
工事着工前の保健所への事前相談
です。
事前に相談しておけば、施設や設備について確認したうえで工事を進めることができます。
まとめ|飲食店営業許可は余裕を持って準備しましょう
飲食店営業許可は、申請書を提出すればすぐに営業できるというものではありません。
鹿児島市で飲食店を開業する場合は、基本的に、
①店舗・営業内容を決める
↓
②工事着工前に保健所へ相談する
↓
③店舗工事・設備準備
↓
④必要書類を準備する
↓
⑤営業許可を申請する
↓
⑥保健所の現場検査を受ける
↓
⑦営業許可証の交付
↓
⑧営業開始
という流れで準備します。
鹿児島市では、現場検査後、営業許可証の交付まで1~2週間ほどとされています。
そのため、開業日が決まっている場合は、直前になってから準備するのではなく、開業日から逆算して余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
また、店舗工事を始める前に保健所へ相談することで、設備の変更などによる余計な費用や工事の手戻りを防ぎやすくなります。
鹿児島市で飲食店営業許可の申請をご検討の方へ
「初めて飲食店を開業するので、何から始めればいいかわからない」
「店舗工事を始める前に、営業許可について確認しておきたい」
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このような場合は、早めにご相談ください。
当事務所では、鹿児島市を中心に、飲食店営業許可申請に関するご相談・手続きのサポートを行っています。
飲食店営業許可は、申請そのものだけでなく、工事前の確認と開業までのスケジュール管理が重要です。
開業予定日が決まっている方は、早めに準備を始めることをおすすめします。
飲食店を開業したいけれど、営業許可の手続きがよくわからない方は、お気軽にご相談ください。
鹿児島県鹿児島市春山町の行政書士新川憲一事務所です。
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